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SNSをやめて気づいたこと——フォロワー数よりも、関係性を

はじめに:SNSを手放した日

「なんとなく疲れている」
そんな感覚が、ずっと抜けませんでした。

毎日SNSを開いて、流れていく誰かの投稿を眺める。
別に投稿していたわけじゃない。見ていただけ。
それでも、心がザワザワしていた。

だから2週間前、SNSをやめることにしました。
きっぱりログアウトし、ニュースアプリのチェックもやめてみた。
意外とあっさり手放せたけれど、そのあとの日々は、思った以上に静かで豊かでした。


SNSに依存していたわけではない

最初に言っておきたいのは、私はいわゆる“SNS中毒”ではなかったということです。

日々の投稿も少なく、通知が鳴ってもすぐに反応するタイプでもなかった。
ただ、情報を受け取っているだけ。それだけのはずでした。

でも実際には、「反応を気にしている自分」がいたし、
「この人はこんなにすごいのか」と、他人と自分を比べてしまう自分もいた。

その感覚が、少しずつストレスになっていたのだと思います。


SNSで人とつながろうとしていた

SNSを通じて「仕事につながるかも」「新しい出会いがあるかも」
そんな希望も、確かにありました。

実際、SNSでの発信をきっかけに仕事を得ている人や、
価値観の合う仲間を見つけた人の話も聞く。

だから、私も真似してみました。
WEBでやり方を調べて、参考書を読んで、チャレンジしてみた。

でも、うまくいきませんでした。

結局、SNSって「誰かを知っているようで知らない場所」なんですよね。
フォロワーの数がどれだけ多くても、
こちらの言葉にちゃんと反応してくれる関係じゃなければ、
自分にとっての意味は薄れてしまう。

それに気づいたとき、すっと心が離れていきました。


やめてみたら、時間が戻ってきた

SNSをやめてからは、自分の時間が戻ってきました。

他人の投稿に一喜一憂することがなくなり、
「今日、自分はなにを考えていたか?」という
内側の声に耳を傾ける余裕が生まれました。

空いた時間で始めたのが、ブログです。
今はデザインを作成中で、誰かに見てもらえるかは分からないけれど、
自分が「いい」と思える表現を、一つずつ積み上げています。

それは、SNSでの「速さ」や「数字」とは対極にあるものかもしれません。
でも、比べずに取り組める世界は、想像以上に心地よいものでした。


比較しないことの強さ

SNSを見ていたとき、無意識に他人と自分を比べていました。

同年代の誰かがキャリアアップしたこと、
すてきな暮らしをしていること、
言葉選びが上手なこと。

どれも「自分にはない」と思うことで、自信を削っていた。

でもSNSをやめると、そもそも「比べる対象」がなくなる。
すると自然と、自分の速度で物事に向き合えるようになるんです。

成果を急がなくなった。
正解を求めすぎなくなった。
「自分のペースでいい」と思えるようになった。

その変化が、なにより大きな収穫でした。


さいごに:これからのつながり方

SNSをやめた今、少しだけ孤独にもなりました。
でもその孤独は、むしろ“静かな居場所”のようにも感じます。

わたしは、ただ「フォローしあう」だけの関係よりも、
少しでも言葉を交わしたくなるような、
小さくてもあたたかい関係を持ちたいと思いました。

だから、今は自分の言葉で、ゆっくり誰かに届くものを書き続けていこうと思います。

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